2週間ぶりにタイミーで仕事しに行った。
たった1時間で2時間分の時給を払ってくれる、近所のオフィスのバイト。
5月に入った途端、ろくな求人が出ず、丸2週間暇を持て余していたので、1時間だけでも無いよりは断然マシである。何なら時給が倍なのであれば。
だが実際着くと、代表の方が出てくるなり、開口一番に、「今日は仕事がありません。」と謝罪された。
何事かと思ったら、この1時間で整理してもらうはずだった書類がまだ用意出来ていなかったとの事。
なので、今日の仕事は10分ほど私とお話するだけで終わりです。って。
給料はちゃんと払いますので。って。
いやいやいやいや、ただでさえ倍の時給貰っちゃってるのに、何もしないのは申し訳無さ過ぎるでしょ!!
と思い、折角なんでタイミーについて色々と聞きたがっていたので、代表の方と話をしていました。(別にタイミーのスペシャリストでも何でもないが。)
まぁ、100回以上タイミー使いまくっているので、それなりに分かる事はあるが。
そもそも、どうして時給2000円だったのか。
聞いてみると、「私だったらこの条件で働きたいなと思うから。」らしい。
この代表の方も、タイミーで一度だけ皿洗いのバイトをやったらしく、
その時は最賃並で3時間コキ使い回されたようで。
そんで、実際にタイミーに求人を掲載するとなった時に、時給をどうするかと聞かれた際に、「時給2000円で。」と答えたら、タイミー本社の人は「ゑっ??」となったらしく。
「だったら時給1000円で働きたいと思いますか??」と聞いたら、タイミー本社は「嫌です。」と答えたらしい。(どないやねん。)
確かに、今回1時間だけで2000円+交通費有りだったから行く気になった訳で、
仮にこの求人が1時間で1000円だけだったら、わざわざ向かうメリットなど皆無。
倍の時給だったからこそ応募したのである。
タイミーに限らず、基本的にどこもかしこも最低賃金やそれ並み。
その上、交通費有りつっても普通に飛び出るし、何ならそもそも無い所もある。
正直時給1000円なんかじゃあ生活費なんて足りないし、やる気も湧かない。
※最低賃金1000円越えなだけでも優遇されているだろ!!と地域によっては思われる方も居てはると思いますが。
仕事を辞めた直後に、私は淡路島のとある民宿の単発バイトに行った。
そこは時給1800円で交通費も全額補助してくれた。
5時間だけだったのに、9000円も稼いだのである。
この瞬間に、人によってはフルタイムの仕事をしているのに交通費差し引いて9000円に満たない人だっている。この格差はかなり大きい。
金銭面は勿論の事だが、もう一つ大きく変わる要因はモチベーションである。
私はタイミーで2回に1回はB●●K・●FFの軽作業のバイトに行っている。
だが、基本的には最低賃金で交通費無しである。
だけど他に出来そうな仕事が無い為、しゃーなしで行っている。
別にやりたくない仕事って訳ではない。B●●K・●FFが好きだから行っている。
だけどそんなに特別やりたい仕事でもないので、最低賃金だとモチベが下がって、途中でダルく感じてしまう。何なら、交通費の支給が無いと1時間分は無給状態なので尚更。
だけど、時給が高いとあら不思議。モチベが物凄く上がるのです。
先ほど言った淡路島の民宿のバイトでも、本当は見ず知らずの人が放ったらかした部屋の後処理をするのは少し嫌だった。それでも、こんなに時給を出してくれるんだからと思い、つべこべ言わずに頑張った。
最低賃金でも良い筈の仕事なのに、こんなに払ってくれるだなんて申し訳無い。と思う気持ちになって、その感情が原動力となるのである。
どーせ最低でも時給1000円程の人件費は掛かるのである。それなのに、労働者がやる気失くしてテキトーに働かれたらそれこそ金の無駄である。そんなんだったら、もう少し付加価値を付け加える事によって、生産性を上げてくれた方がWin-Winではないか。
確かにタイミーの本社の人が思うように、今では700万人以上の人が使っているから、最賃の交通費無しでも、無いよりはマシ精神で誰かはやって来るだろう。どうせ人が来るのであれば、人件費を抑えた方が経営者目線では賢明だろう。そりゃあ、「ゑっ??」とも言われるわ。でも、無いよりマシで来ているんだから、まぁやる気MAXで来てくれる確率は下がるでしょう。
あともう一つ問題があって、じゃあ時給が高ければ良いのかという事なのだが、逆にあからさまに時給が高過ぎると、人間というのは不思議な生き物で不審がるんですよ。
こんな特に難しい仕事でもないのに、何でこんなに時給が高いのだと。
この仕事の裏で何か隠れているのではないか??と。
バイトなんて最低賃金が当たり前。時給2000円なんて夢物語だ。と今の世の中はそう頭に植え付けられているのです。時給高い方が嬉しいはずなのに。
人間の心理というのは大変不思議なものです。
とは言え、貰えるのであれば貰っとく精神で、結局は行きますけども。
たったこんだけの仕事量で、こんなにお金を貰うのは申し訳無いなと人間誰しも思ってしまいます。善良な人間であれば。
ですが、給料というのは、お金を払う側が、こんだけ時給を払いたいと思っているからその金額になっているのです。嫌々出している訳ではありません。
時給に限らず、ギャラとかご祝儀とかもそうです。
申し訳無いなと思って遠慮していると、自分にも勿体無いです。
相手が払いたくて払っているので、素直な気持ちになって受け取りましょう。
って、いつしかのB●●K・●FFで買ったお金の本に書いてあった希ガス。
とまぁ、その会社の代表の方と1時間みっちり、今の世の中の業務形態について語り明かして終わりました。すっかり意気投合しましたね。(私何様?)
あの代表の方も、自分の考え方はなかなか世間に分かって貰えないと嘆いていました。
私だってそうです。これだからZ世代は...と昭和世代に嘆かれる事も多いですが、時代は変わっていくんですよ。こういう考え方の人たちが増えていかないと、いつまで経っても世の中は変わらないんです。
To Be Continued
にしても、あまりにも馬が合う人だったけど、怪しい何かに洗脳させようとしていた訳では無いよね??
って、こうやって人間というのは疑り深くなるんですよ。
困った生き物ですよね。