『WESTERポイント全線フリーきっぷ』と言う名のどこでもドア切符の旅。
昨日に引き続き、2日目です。
DAY2:2024年9月11日(水)
この日は、去年の年明けから行きたいと想い続けていた場所に行きます。
今回は北陸遠征です。
今年の元日に、能登半島で地震が発生してしまい、北陸方面に向かう事が難しくなっておりました。
そうした中、北陸応援割たるものが企画され、北陸のホテル代が半額になるなどの支援がありました。
しかし、それを利用して北陸に行きたい人は想像以上に多く、北陸応援割を巡る熾烈な争いと化しました。
私はそんな中、せせこま行くのはしんどいなと思い、結局なかなか北陸遠征に向かう機会が訪れませんでした。
そんな中、『WESTERポイント北陸新幹線フリーパス』たるものが発表されました。
WESTERポイント3000Pで、敦賀駅〜糸魚川駅の北陸新幹線の自由席が3日間乗り放題となる切符。その内、指定席は6回まで取れます。
これ、1日1000円ですよ??
確かに、今使っている『WESTERポイント全線フリーきっぷ』と比べたら、エリアはかなり限られるのですが、やはり1日1000円で新幹線に乗れるのは無敵級です。
当初は、どこでもドア切符で北陸に行こうとしていましたが、折角なら北陸ドア切符で行くか〜と思い、2日目はくろしお号で新宮・串本まで行こうかなと思っていました。
ただ、な〜んか附に落ちなかったんですよね。
折角新幹線乗り放題の切符なんですから、新幹線に乗った方が良いのでは??と。
特急くろしお号は、4時間以上掛かる割には、定価は片道7000円台とかです。
何なら、早得14とかでなら5000円台で行けちゃいます。
あと、正直串本駅は4年半前に行った事があるので、ここはやはり行った事が無い場所に行くべきではないかと思いました。
なので串本には申し訳無いのですが、結局どこでもドア切符で北陸遠征に行こう!!と決めました。
北陸ドア切符は、もっとコアな所に行く為に使えば良いじゃない。
こうして私は、初の新潟県上陸を目指す事にしました。
さて、新神戸駅から始発の大阪方面の新幹線に乗ります。
新幹線で大阪に行きますよ。こんな贅沢な事は出来ません。
だって新快速で全然充分なんですから。
新快速の7倍の値段。阪急・阪神なら10倍の値段しますよ。
まぁ、今回は始発の新幹線に乗らないと間に合わないので、致し方無い事なのですが。
さて、秒で新大阪に着いたら、こっからは始発のサンダバタバサに乗って敦賀まで一気に行きます。
京都駅までは新快速と一緒ですからね。新大阪から乗るだなんて何という贅沢。
7月に最初の敦賀行きの新快速じゃあ間に合わないので、京都駅からサンダバに初めて乗った時も思いましたけども、ほんと湖西線の景色が良過ぎる。
途中、琵琶湖にめっさ接近してくれるのですから。
こうして敦賀駅に到着。
ここからは、初北陸新幹線です。
敦賀駅からの眺め、凄いですね。
このE7系、ちゃんと見ると結構格好良いですね。
私の愛して止まない500系と既視感を感じます。
この絶妙なBLUEとGOLDLINEが光り輝いています。
私が乗ったつるぎ号は富山行きなので、一先ずここで降り立ちます。
滞在時間は27分しかありませんが。
人生初の富山県です。
富山駅からは直接、路面電車が走っているんですね。
なかなか見られない光景。
路面電車はちょっと珍しいのでとりあえず写真を撮っておきます。
映えそうなオブジェがありますね。
この枠に路面電車を収めるのですかね。
ここから、はくたか号に乗って糸魚川駅まで向かいます。
これで遂に、新潟県初上陸です。
兵庫・大阪・京都・滋賀・福井・石川・富山と来て、新潟ですよ。
ちなみにここまで5時間です。金さえ出せば、ここまでパッと来れるもんなんですね。
駅からの糸魚川の景色がとても良いです。
海の方まで行ってみたいのですが、生憎そんな時間は残されていません。
これから私は、日本海ひすいラインに乗り込みます。
折角なので駅前に出ます。
この駅前の施設、1ヶ月半前に火曜ヒルナンデスで、ひすいラインのロケをやってたので見ましたよ。何ヶ月か前にここにチョコプラ達が来ていたのか。
何か色々とパネルがありますね。
そしてここから、糸魚川駅の西側に進んでいきます。
ここからはJRではないので、勿論どこでもドア切符は使えません。
そこで私は、平日に使える2000円の『トキ鉄ツアーパス』を買いました。
これでトキ鉄に1日乗り放題です。
正直別に定価で乗っても2000円ぐらいなので、滅茶苦茶お得って訳ではありませんが、いちいち降りる時に小銭を払うのがややこしいので1日乗車券を買っておきました。
以前、信楽●原鉄道で両替してたら運転士にキレられましたからね。
優しくねぇよなぁほんと。
こうして糸魚川駅から二駅乗って辿り着きました。
ずっと降りたかった、親不知駅です!!
理由はただ一つ。
駅前はこう!!
高速道路と日本海のみ!!!
これは凄い。
ホームに蜂が飛んでいない事をしっかり確認して写真を撮ります。
駅前に出ようと、駅舎を通ろうと思ったら、頭上にヤバそうな蜂が飛んでいる!!
いや、おるやん!!!
地元民らしき人は普通に通っていますけども、一週間前に蜂に刺された私にとっては死へ直結です。駅舎の中は怖くてすぐ通過しました。
さぁ、親不知駅を出ました。
駅前は一応一本の車道があります。
まずは親不知駅の東側へ。
この高速道路が聳え立っている感じ、何か良くないですか??
糸魚川方面の便が私が降りた15分後ぐらいに出るので、待ち構えてみました。
まぁまぁ手応えありな写真です。
そして、日本海に出ました。
一面に日本海が広がっていますね。
本当は、ここに歩行者用信号があるので、赤信号越しの写真を撮りたかったのですが、撮るのをすっかり忘れていました。
うごメモ的な絵で構図を説明しますと、こんな感じです。
赤信号で待っている先は、空と海しか広がっていない世界みたいな。
この写真を来年の謹賀新年の画像の背景として使いたかった...
ここから今度は、親不知駅の西側に向かいます。
が、割と時間がカツカツです。
東側だけで景色が良過ぎて、かなり時間が経っていました。
道中に旅館があったりと、ずっと突き進んで行くと、
見えて来ました。
道の駅の親不知ピアパークです。
色々な施設や店が並んでいます。
みんな車で来るんだろうな〜。
未だに新潟県に居る事が信じられません。
これでもまだ新潟県の尾っぽですが。
そして、親不知海水浴場が広がっています。
何人かヒスイを探していましたね。
でも、ヒスイって結局どんな石だったっけ??
と思いながら、とりあえずここまで来たのでそれっぽい石を一つ拾いました。
もっとじっくり探したかったのですが、何しろあと15分で戻りの便が来るのでね。
とても景色が綺麗なのですが、5分足らずで引き返します。
石の一覧表がありました。それでも、どれがどれだか分からぬ。
何とか間に合って、ここから糸魚川駅を通り越して、東側に進みます。
そしてトンネルに潜って辿り着きました。
筒石駅です!!
ここは本当にずっと行きたかった!!
秘境駅特集の雑誌とかで見掛けたけど、ここは本当に凄いですね。
地下深くなのでちょっと肌寒いですし、常に何か水が滴り落ちている音が聞こえます。
こうやってテンション上がって写真を撮っていて、後ろを振り返ると、一人の女性がいつの間にか立っていてビビりました。脅かすんじゃねぇよ全くもう。
と思っていたら、向こうから電車が来ました。
あれ??さっき電車来たばっかりなんだけど。
と思ったら、トキ鉄のリゾート列車の雪月花でした。
せや、あん時のヒルナンデスでもチラッと紹介されていたな。
この便は筒石駅でも停車するそうです。
ですが、勿論誰一人として降りません。
そりゃあ、リゾート列車乗っているのに、こんな訳分からん所で降りる訳無いよな。
(訳分からんて何やねん。)
さて、セコムも設置してある、厳重な鉄製の扉を開けるFPS視点。
開けると涼しい風がブワァッと吹き込みます。
ここがホーム手前の待合室。
ヤッバ!!!!!
これは凄い。何だか私の心の奥底からゾクゾクして来ますわぁ!!
ちなみに、電車が通っていないからって、勝手に線路に降りたら通報されます。
それはどこの駅でも同じですが。
思いっきり過去に居たキチ●イ共が晒されていますね。
善良な皆さんは決してふざけないでくださいね。
さて、階段を上って出口を目指します。
出口・直江津方面・糸魚川方面の3way。
いや、マジでヤバい。地下ダンジョンやんこれ。
折角なので、反対方面のホームも覗いてみます。
まぁ、逆なだけでほぼ一緒ですが。
さて、ここからようやく出口を目指します。
ただ、出口に近付くにつれて、やはり段々生温い空気になって来ました。
何か塞がれている。とんでもない魔物でも抑え込んでいるのか??(居ねぇわ)
出口の方を見上げると、まだまだ果てしない階段が続きます。
コリャータイヘンダー。
後ろを振り返ると、これまた果てしなく続いている地下通路。
さて、ようやく出口までやって来ました。
何かプールの更衣室の出入り口みたいだな。(どゆこと?)
出口から見下ろすと、遥か奥にさっきの曲がり角が見えます。
とまぁ、これでも土合駅よりは断然マシなんですがね。
ホームだけで40分も楽しんじゃいましたよ。
いやほんまこれ、ここでコスイベとか開催してくれないかなぁ??
参加者専用の直通貸切車両とか走らせて。
んで、トキ鉄で来た人には何かしらの優遇を受けられるみたいな。
絶対映える写真撮れるんだもん。
えちごトキめき鉄道さん!!これ絶対ビジネスチャンスになりますよ!!
開催してくれたら私絶対に行きますからね!!!!!!!
(圧が凄い。)
筒石駅の駅舎の中の東南西北。
新潟なので、NGT48のポスターやパネルがありますね。
主要駅にて、筒石駅の記念入場券が買えるそうです。
そして駅前に出ました。
Googleマップでしか見られなかった光景。
まさか本当に辿り着ける日が来るだなんて。本当に信じられない。
どこでもドア切符で糸魚川駅まで一気にワープ出来たからここまで来れたんです。
駆け込み乗車はおやめください。つってホームまで290段。舐めとるやろ。
さて、駅前はこんな感じ。
うん、何も無いね。
筒石駅はこっちという看板。
まさかこの奥の地下深くに駅があるだなんて誰も思うまい。
駅の周りでは、クレーン車が工事していましたね。
ただ、この道も蜂が飛んでいたので進めませんでした。
何方道、海まで出る時間は無いので動けませんが。
だって、ホームだけで時間潰れちゃうんだもの。
上から見た図。
こっからずっっっっっと深くまで階段が続いているんですよ。
こうしてまた290段の階段を駆け下りて、直江津行きの便を待ちました。
すると、一瞬一人のお爺さんがホームに入って来ました。
何となく会釈しました。
そして待合室に戻って行きました。
興味本位でチラッと見に来たのでしょう。
流石は筒石駅。割と見物客は来ますね。
ただ、車で来てホームに降りる際は、ちゃんと入場料を払いましょうね。
でも、どこに払えば良いんだ??運賃箱とかあったっけ。
こうして、直江津駅まで来ました。
折角1日乗車券を買っているので、もう一つの妙高はねうまラインに乗ります。
ホーム上に自習室があるんですね。
勉強熱心ですね。
そして、上越妙高駅を通り越して、二本木駅に来ました。
ここは新潟県内で唯一のスイッチバック駅です。
衛星画像で調べている時に見つけました。
スイッチバックって、途中で急にバックするので、少し不思議な感覚がします。
JR四国の坪尻駅や新改駅で経験しました。
スイッチバックのデッキスペースがありました。
駅のホームからではなく、線路の位置に降りられるので、線路からの高さで写真を撮る事が出来るそうです。
ただ、ちょっと虫が沸いてそうだったので、私は遠慮しておきました。
出口は地下通路を潜って、駅前に出るようです。
二本木駅についてのアレコレが書かれていました。
結構この駅は有名な駅なんですね。
そうして、駅前に出てみようと地下通路を通ろうとしたら、
ヤバそうな蜂が地下通路の中に迷い込んでいるではないか!!
ぐぬぬ...駅前に出られないではないか!!
何方道20分しか居られないので、仕方が無いのでホーム上に留まる事にしました。
なので、二本木駅の駅舎の写真は撮れませんでした。
ただ、戻りの便がやって来ると、地下通路から5人程の乗客がゾロゾロと出て来たではないか!!
やはり地元民には、蜂なんて何とも思わないのでしょう。
ですが私は兎に角、一週間前に蜂に刺されています。
私にはもうLIFEが無いのです。慣れ不慣れの問題ではありませんよ。
そして私は上越妙高駅に戻りました。
いざ降りようとしたら、ドアの目の前にヤバい蜂が飛んでいるではないか!!
即座に隣のドアから出ました。
いや、周りの人マジで何で平気なんだよ。
まず、東口の方に行ってみると、何だか物凄い木造の八角形のドームがありました。
何この芸術作品。
ここからはJR東日本の管轄内に入るので、JRのロゴも緑色ですね。
Suicaとか阿佐ヶ谷姉妹の広告が至る所にありましたよ。
今のJR西日本はミキの亜生ですからね。
上越妙高駅も、トキ鉄が接続されているとは言えども、周りは結構何も無いです。
ここも新幹線駅にしては、なかなかの秘境駅なのではないのでしょうか。
さて、西口に出てみると、すぐそこに釜蓋遺跡公園があります。
ただここヤバいです。想像以上に広いです。
いや、マジで誰も居ないし。
これはエグ過ぎる。
新幹線駅から最も近い遺跡公園と謳っております。
まぁ、そもそも他に競合なんて居ないでしょうけども。
ここの公園はかなり圧倒されましたね。
とんでもない穴場スポットですわ。
さて、エリア内の東の最果てまで来たので、ここからようやく引き返します。
と言いたい所ですが、こんな所で終わらせる訳には行きません。
疲れている体にムチ打って、もう一駅降ります。
それがこの、黒部宇奈月温泉駅です。
Googleマップの衛星画像を見ていて、この駅がとても気になりました。
円形のバスターミナルがあります。
ここで降りる人なんて殆ど居ないだろうと侮っていましたが、割と人が降りましたね。
ここは富山地方鉄道とも接続しております。
黒部市や魚津市にも出られますし、黒部ダムの方までも行けます。
なので一応需要はあるのでしょう。
『名水の里 黒部』と書いてあります。
すると、黒部の名水が垂れ流されていました。
ゑ?これ飲めるの??
ちょっと躊躇いましたが、特に汚れている訳でも無かったので、空っぽの水筒に汲みました。外で水を買うのに躊躇う方が居れば、黒部宇奈月温泉駅で降りればタダで黒部の名水が汲めますよ。(途中で降りたら初乗り運賃嵩んで余計に高く付くだろ。)
この駅の周りもなかなか凄いですね。
緑が広がっている。
とりあえず、駅前の観光局に入ってみました。
色々なものが展示されていましたね。
そして、駅弁をここで探してみたのですが、1000円で6貫のます寿司が売っていましたが、ちょっとコスパが悪そうだったので買いませんでした。
サーモンは1番好きな食べ物なんですが、明らかに量が少なかったもので。
そこで駅中の小さなセブイレに入ると、1150円の良さげなヘキサゴン弁当があったのでそっちにしました。
さて、これから帰路に就こうと思います。
はくたか号なので、一駅一駅踏み締めて戻りましたね。
そして敦賀駅まで戻りました。
北陸新幹線とはこれで暫くおさらばです。
今度は秋に北陸ドア切符で逢いましょう。
福井県年縞博物館。
7月に行ったでおい!!
あの時はありがとうございました。
お陰で良い写真が沢山撮れました。
さて、サンダバタバサで大阪に戻ります。
ちなみに、今回の駅弁はこんな感じ。
鮭やらホタルイカやらズワイガニやら甘エビやら、富山県を詰め込んだ弁当です。
見た目も趣きがあって良いですね。
ホタルイカ、見た目がカワイイけど、ちょっと食べるのに躊躇いましたね。
さて、私はずっとアニソンを聴いているのですが、
もう同じ曲を6,7周ぐらい聴いていて、アニソンばっかじゃあ脂っこいので、
途中からYouTube MusicでJ-POPを聴きながら車窓を眺めていました。
高槻を出た辺りでYELLが流れて、別に卒業シーズンでも無いけど涙が出ました。
そうしてマジ泣きして、ふと通路を挟んだ隣を見たら、おっさんが思いっきり両足をテーブルにドーンと乗っけていました。
それを見た瞬間、一気に流れた涙が逆戻りして、引いて行きました。
私は、「きっしょ。」と心の中で留めずに声に出してサンダバを後にしました。
終わり悪ければ全て悪し。
たまにキチ●イ居るから嫌なんよね〜。
んな話はどーでもいいとして。
最後は贅沢に、新大阪駅から新神戸駅まで新幹線で帰ります。
まだ21時台なので、全然新快速で帰れるのですがね。
折角乗り放題なんですから。こんな事、今回でしか出来ませんよ。
何せ、新快速の7倍の値d(ry
ちなみに、こののぞみ号はおそらく最後の博多行きです。
指定席を見ていたら、割とパソコンで仕事している人が居ました。
みんな偉いですね。
あんまそこまで働き詰めて、いつかブッ壊れてしまっても困ると思うんだけどな〜。
(働いたら負け精神のZ世代の一個人は言う。)
こうして、新潟県から一気に戻って来ました。
To Be Continued
【今回の交通費の結果】
新神戸→(新大阪)→(敦賀)→富山 ¥12830
富山→糸魚川 ¥3540
(トキ鉄内は別途課金¥2000)
上越妙高→黒部宇奈月温泉 ¥3540
黒部宇奈月温泉→(敦賀)→(新大阪)→新神戸 ¥15060
合計:34970円
この行程が3000円で済みました。
本当にチート過ぎる切符だ。(2回目)
そして、最終日は鳥取県の山奥の神社に向かい、山陰側の特急を乗り継いで戻ります。