サイコロきっぷin広島(?)🎲🚅【JR西日本の夢のきっぷの変わった使い方】

JR西 大阪発サイコロきっぷ 発売(2023年8月1日~) - 鉄道コム

画像引用:JR西日本

こんにちは、きら(吉良)です。

JR西日本が企画したサイコロきっぷ。

目的地をランダムに決められる代わりに、最安5000円で行って帰れる破格のきっぷ。

勿論、特急や新幹線で行く事が出来る。

大学生の頃にこのきっぷが出始めて、当時18きっぷで在来線のみの過酷な旅をしてきた者としては、物凄く夢のようなきっぷでした。しかし、大学生の当時は5000円+ホテル代込で2万円弱、そんな大金をドカンと使える訳でもなく、何なら行き先が選べないのはリスクが有り過ぎるだろと思い、購入を諦めていました。

そんな中、社会人になった去年、夏にサイコロきっぷが販売されました。

社会人になり、あの頃よりもお金が増えたので(低所得ですがね)今回は買ってみよう!!と思ったのですが、今回から抽選販売という改悪が発生。

そして、落選。

当時、誕生日の一人旅で私の一番好きな都市である静岡県沼津市のホテルで当落メールを確認し、ブチ切れましたね。最悪な誕生日でしたよ。

そうして、JR西日本に対して憎悪が募る中、去年の年末にまさかの事が起きたのです。

画像引用:JR西日本

まさかの敗者復活戦。

そんなM-1みたいな事あるんや。

前回買えなかった者のみが挑戦する事が出来る。

倍率がどれぐらいだったかは不明だが、これ以上倍率が膨れ上がる事はない事が確定している。

そして私は、敗者復活のきっぷを手にしたのです。

 

金沢だったら、親不知とか筒石駅まで行こうかな〜。

広島だったら、愛媛県上陸して下灘駅まで行こうかな〜。(広島わい)

出雲だったら、島根県のあれこれ行こうかな〜。(ノープラン)

福岡は・・・どーせ当たんねーから当たったら考える。

 

的な考えでサイコロを振った。

そして結果が・・・

広島。

まぁ、タイトルに書いとるけども。

 

まぁ、真冬の時期だから、日本海側の金沢や出雲が出たら、大雪でダイヤ滅茶苦茶になっただろうから、良い自摸引いたのではと思いましたが。

さてどうしたものか。とサイコロを振ってから半月後の事、

私は、広島県尾道市が舞台の『ぽんのみち』という麻雀アニメにどハマりするのである。そこで私は思い付いた。

そうだ、サイコロきっぷで尾道も行けば良いじゃない!!と。

広島からフェリーで愛媛に上陸するにも、割と料金が高く付くし、何だったら神戸から淡路島経由で高速バスに乗って行くのと料金が変わらない。

だったらせっかく広島が出たんだから、広島県を東南西北舐り倒せば良いじゃない!!と。

一時、そのまま山陽本線突っ切って山口県の錦帯橋まで行ってみるかとも考えましたがね。

 

そして、2月の頭に有給消化して平日に広島ワープして来ました。

広島駅に着いてまずどうしたか。

芸備線の快速みよしライナーに乗って、三次駅に行ったのです。

画像引用:備北交通

この2000円のきっぷを使って。

そしてそこから路線バスに1時間程乗って、

伊賀和志というバス停まで行きました。

(この棒みたいなのがバス停なのか?!と思いましたね。)

すぐ近くには、廃線になった三江線の伊賀和志駅があります。

そこから私は1時間歩いて、

島根県まで来ました。(広島じゃねぇ)

そして、一日目の目的地に到着。

三江線の宇都井駅。

広島や言うてんのに島根県に行くというね。

私が秘境駅巡りにハマる直前に三江線が廃線になってしまい、ずっととても後悔していたので、今回もしかしたら、三次駅から攻めれるか?と思い、訪問に至った訳です。

丁度宇都井駅の方に向かってくれる路線バスがあったからというのもありますが。

それでも最寄りのバス停から徒歩1時間掛かりますけども。

(三次駅からだと徒歩6時間だったので断然マシですが。)

この駅は天空の駅とも呼ばれ、116段の階段を登って、上にあるホームに行きます。

このコンクリート打ちっぱなしの外観もまた良いです。

もう廃駅なのでホームには出られませんが、手前までは自由に上り下りする事が出来ます。

また、イベント時にホームに出られる機会もあるそう。

折角苦労してここまで来たので、4往復程上り下りして、またそこから1時間半程歩いて来た道を戻り、口羽駅という、また別の三江線の廃駅まで行きました。

三江線に対する愛を感じます。

にしても、道中延々と山あいの川沿いを歩いていたので、ずっと景色が変わらず、少し精神的にも応えましたね。無事に辿り着いた時は、本当にあったんだ的な感情にもなりました。

まぁなかなか、広島駅から(何ならサイコロきっぷで)来る人は居ないでしょう。

バス停から歩いて行く人もねぇ。

 

三次駅から今度は高速バスで広島駅の方に戻り、広島のメイトへ。

丁度先述した『ぽんのみち』のパネル展とかをやっていると聞いたので、このタイミングを狙って広島に来ました。何だか愛されていて嬉しかった。

でも、広島県民の認知度はどれ程のものなのでしょうかね。

kirakirakirarin.hatenablog.jp

ちなみに、『ぽんのみち』を知っている方が居れば、それについての記事も書いたので興味が有ればどうぞ。

そしてすぐそばに原爆ドームがあるので、そちらにも訪問しました。

前回来たのは14年半前ですね。当時はまだ小学生のガキだったので、あまり理解し切れなかった部分があった事でしょうが、大人になった今見ると、色々と考えさせられます。前回来た時で終戦から64年。今回で終戦から79年半。いつの間にか年月は経ちましたね。

そこから、近所では滅多に見掛けない路面電車に久々に乗って広島駅に戻り、駅の近くのホテルに泊まりました。

この路面電車、両数が短くて帰宅ラッシュ時だったので、激混みでしんどかったですね。

ちなみに、たまたま入った鉄道グッズの店に、まさかのさっき見に行ったばかりの宇都井駅の模型が売られていました。

見つけた時はまぁほんとびっくりして、これは運命だ!!と思い、Amaz◯nで調べたら新品でこれよりも半値で売っていたので、その場で買わずにAmaz◯nで買いました。

 

二日目

さっきから広島広島言うとりますけども、正確にはサイコロで出た目は広島ではなくて、『呉』です。

そう、本来の目的地は『呉駅』なんですよ。

JR西日本は呉駅に行きなさい!!!と言っているのです。

それなのにさっきから何だ、広島だの三次だの、何だったら島根県にまで行ってて、

呉駅に行きなさい!!!

という事で朝から呉駅に行きました。

私の父親が海軍などの艦隊に興味があるのですが、私は艦これの知識すら疎く、(一応アニメの1期は中学生の時に何となく観てました。理解はしていませんが。)あまり何が何だか分かりませんでしたが、大和ミュージアムでとりあえずレトルトの海軍カレーを買って帰りました。父親の為に色々と写真を撮っておきましたね。

その後、呉ポートピア駅という謎の駅で下車。

『呉ポートピアパーク』という大きな公園があります。

思ったよりも広く、本当にユートピアのような空間が広がっていましたね。

そして、そこから瀬野駅に向かい、2024年春に廃止されるという珍しい乗り物スカイレールを見に行きました。ロープーウェイのようなモノレールのような乗り物ですけども、とにかく驚きなのが場所。

住宅街のド真ん中にジェットコースターのような線路がドーンと貫いているのです。

なんとも不思議な光景。

もう少し何か活用が出来そうな気もするのですが。

降りてみたかった入野駅。次の便が1時間後とかになるので泣く泣くパス。

三原駅で一旦接続待ちをし、

二日目の目的地である尾道駅へ。

一先ず山を登ってみるのですが、坂の勾配がエグい!!

TORE!の床の間かってくらい。出た事無いけど。

芸術的な展望台があり、

早速こんなところにパネルが置いてあり、

(他の人たちはどれほど認識しているのだろうか。)

上から見る瀬戸内の景色が凄い!!

なるほど、確かに尾道まで来てサイクリングとかしに来る気持ちが分かる。

アニメにも出てくる千光寺。

凄い所にあるお寺だな。

ちなみに、千光寺に沢山色々売っていて、この如何にもどこにでも有りそうな量産型の金運みくじをPayPayで払って引いたら最大金運。がめついね、私。

そこから麓まで降り、瀬戸内海沿いまで行き、とりあえず商店街を歩いてひたすらパネルを探しました。至るところにポスターやらパネルやら掲げているので、盛り上げようとしている気持ちが伝わります。

そして、アニメに擬えて、尾道のGiGOで麻雀をやるという。(観光せい。)

初回の無料プレイが連チャンしまくって、気が付けば2時間経っていたという事実。

(接待プレイか?)

向島とか行ってみたかったのですが、何せ前日に2時間半歩いているわ、さっきまで山を登って降っていたので、もう身体が限界だったのです。

そうして福山駅まで行き、そこから帰るという。

(福山駅から乗る人はさぞ居なかったのでしょう。乗る時改札で駅員に物凄く怪訝そうな顔されましたね。ルール上OKなので何もおかしな事はしていないのですが。)

という事で、広島の旅(三次・呉・瀬野・尾道も含む)でした。

広島が出た人でこんな使い方した人はさぞかし居ない事でしょう。

To Be Continued

ちなみに、その後・・・

アニメにも出て来たスーパーで尾道ラーメンのカップ麺を買って食べました。

(現地で食え。)

あと、宇都井駅も家に飾っています。

 

あ、ちなみに実はなんですが、去年の夏に買えなかったサイコロきっぷ。

父親がしれっとエントリーして当選していたので、サイコロきっぷの旅には既に行ってたんですよね。ですが、色々と大失敗をしたのですが、それはまた別のお話。

まぁその反省を活かして、今回の旅は上手くいったのですがね。