ここらでちょっと吉良くんは語りたいと思います。
さて、ちょいとここらで水平思考クイズでも出そうかと思います。

問題:お化け屋敷のお化け役のバイトをツモりました。
ハロウィンのエキストラとか、着ぐるみスタッフとかの仕事が大好きな彼は、
勿論、ものすんごく喜びました。
しかし、彼はその後、その仕事をキャンセルしてしまいました。
一体何故??
質問:彼は直前にコ■ナとかに罹りましたか?
⇨いいえ
質問:彼に突如、不幸な事が起きてしまいましたか?
⇨いいえ
質問:彼はとてもプライドが高く、用意されたお化けの衣装がとてもちゃっちかったので、こんなんじゃあやりたくねぇわ!!とブチ切れて帰りましたか?
⇨そうかもしれませんが、いいえ
質問:彼は人を驚かせる事が出来ませんか?
⇨はい
回答:人を驚かせると言う行為自体が、申し訳無さを感じ、唸り声を上げる事もままならず、まともに仕事が出来ないと感じ、怖気付いてキャンセルしましたか?
⇨正解
とまぁ、こんな感じで、折角お化け屋敷のお化け役のバイトをツモる事が出来たのですが、私は怖気付いてキャンセルしてしまいました。
まぁ、単純に滅茶苦茶遠い場所で、終電間に合わず野宿確定だったのもありますが。
ハロウィンの仮装スタッフとか、着ぐるみスタッフとか、そう言う仕事が大好きな割に、どうしてこんなハイカラな仕事を辞退したのでしょうか?

まぁ、単純に接客業が一番苦手だというのもありますが。
私が出来る仕事と出来ない仕事の差と言うのが何か、明確に一つ言えます。
それは、人様に対して申し訳無さを感じるかどうか。
お化け屋敷のお化け役は、ただただ屋敷の中を徘徊しとけば良い訳ではありません。
大きな唸り声を上げて、飛び出さなければなりません。
ですが、とてもじゃ無いですが、唸り声なんぞは上げられません。
だって、人様に対していきなり唸り声を上げるだなんてヤバいじゃないですか!!
...ってまぁ、お化け屋敷に入った人は、驚く為にお金を払って入っているのですがね。
でも、やっぱり冷静に考えて、私の中の本心が許してくれません。
なので、声が全く出ないんですよ。いやマジで。
場面緘黙の方とかもいらっしゃるように、本気で声が出せなくなるのです。
遊園地とかのスタッフで、笑顔ではしゃいでお迎えしてください!!って言われても、
面白くも無いのに笑顔になんてなれません。
着ぐるみ劇の稽古に行った際も、生身の状態で演技をするのが恥ずかし過ぎて、
まともに動く事が出来ません。
それは、単純に羞恥心の問題なのかもしれませんが。
ポスティングの仕事をやっていた時も、勝手にチラシを入れまくる行為も傍迷惑なのだろうなぁと考えていると、チラシを入れる事もままならなくなります。
そういや、大学生の頃に、とある相席バーでハロウィンの仮装スタッフの募集があり、それに応募した事があります。
接客業大嫌いな私が唯一行った、飲食店のバイトだったかも。
思いっ切りゾンビメイクを施して、衣装も着て、その時はかなりテンションが上がっていましたよ。あんながっつりメイクして貰ったの初めてだわ。
しかし、求人には店内を徘徊しているだけで良いと書いてあったのに、途中でテキーラを売り付けて来いと言われました。
聞いてた仕事内容と全然違っていたので、ヤだな〜〜と思いながら、もう一人来ていた女性の方と一緒に売り付けていました。
どこぞのおっさんに、『いらん!!』って、大声で言われた時は、エゲツないぐらいにサツ意を抱きましたよ。
未だにサツ意沸くわあんにゃろー。
こうした、チラシを押し付ける行為も、テキーラを売り付ける行為も、
どれもこれも、人様に迷惑を掛けているように取られる場合があります。
勿論、全部が全部迷惑行為とは言えませんが。
そうでもしないと売り上げは永遠の0ですもの。
私には、営業職とか全く向いていないのでしょう。
そういや、今年の4月に不採用RTAを喰らった、どこぞの広報誌の正社員の求人。
あれも実は営業職だったんですよねぇ。
もし何かの間違いで採用されていたらと思うと、ゾッとしますわ。
さて、この人様に申し訳無さを感じると出来なくなる法則。
実は、私の大好きな『着ぐるみ』についてもそう言えるのかもしれません。
いやこれ、ほんとつくづく思っていたんですけどもね。
私は言わずと知れた、着ぐるみの仕事が最も好きだ!!と言っている人間です。
マジで天職じゃねぇのか??ってぐらい好きです。
『働いたら負け精神』で生きているクセにね。
それで、趣味としても、ちょこちょこ着ぐるみさんの撮影会に出向いています。
仕事でもプライベートでもやっているって、相当好きなんですね。
ゲーム実況者が動画撮らずにゲームやっているようなもんですよ。
ですが、公の場で着ぐるみさんデビューを果たしてから早一年以上。
仕事で着ぐるみに入る時は、思う存分に暴れ回る事が出来ますが、
撮影会で着ぐるみさんになって動く時は、未だにぎこちなくなるのです。

この差って何ですか?
着ぐるみさんの撮影会で私が普段着る『きらりん』は、一見女の子のように見えます。
まぁ、ウチのきらりんは、男か女か分からない者でございますが。
それで、『着ぐるみさん』と言うもの自体を理解している方であれば、一般的に着ぐるみさんの中身の男女比率とかは瞬時に悟ります。
まぁ、全身を肌タイに身を包み、二次元キャラのマスクを被って、完全に全身を覆い隠している時点で、その理由は一目瞭然かと思います。
ですが勿論の事、撮影会の際に、たまたまエンカウントしたオーディエンスの人たちにとっては、『着ぐるみさん』とは何か、知らない人が多数でしょう。
昔のどっかの番組で、『着ぐるみさん』について紹介していた時に、進行役の芸能人の方が、実際に中身の姿を目の当たりにして、『ゑゑっ!!みんな男ばっかじゃん!!』って驚いてはったわ。
そりゃあそうですよ。どーーーしても、女の子のキャラの着ぐるみ=男って方程式なんて何も知らない人にはすぐに飲み込められないでしょう。
そんで、何が言いたいかって、撮影会で周りに居た方々が、可愛い〜つって一緒に写真を撮ったり、触れ合ったりしてくれる方がチラホラと居ます。
ですが、私にとっては、中身がフツーに男だと知ったらどう思われるのだろう...と思い、そこで申し訳無さを感じ、どうしてもぎこち無くなるのです。
反対に、仕事とかでゆるキャラとかの着ぐるみに入る際は、どう思われてようが知ったこっちゃありません。
着ぐるみの仕事はかなりの重労働だと言う事は、割と世間一般的に常識となっている為、中身が男であっても、体力面の事を考えるとそれは当然よね〜と理解出来ます。
あと、こちとらは仕事で着ているので、事業主に指定されて着ています。
それで中身が男でマジかよ〜って文句を言われるもんなら、入っている私にではなく、指定した事業主に思う存分言って頂戴!! となる訳です。
なので、思う存分好き勝手暴れ回る事が出来るのです。
ですが、着ぐるみさんとなると、恰も女の子のように見える着ぐるみを着ているのは、私自身が決めてやっている事です。
もし文句を言われるとなると、私自身の問題になるので、堂々と動けません。
その違いですね。
趣味を仕事にするのは難しいとよく言われておりますが、
『着ぐるみ』に関しては、趣味よりも仕事の方が向いているんじゃね??
と、ここ最近思い始めて来ました。
別に、SNSに自分の着ぐるみさんの写真をしょっちゅー上げたりもしませんし。
コスイベとかも、怖気付いて全然徘徊出来ませんし。
そうなると、わいって無理してイベントに行こう!!とする必要は無いんじゃないか??
それは寂しいから、その結論は出せないなぁ。
To Be Continued
まぁまぁまぁ、自分が楽しめる力量は人それぞれ。
それぞれが問題無く、思いっ切り羽を伸ばせる方法で楽しめばそれで良いんですよ。
とりあえず、ずっと心の中でモヤモヤしていたので、一応書き残しました。
モヤッとボールをはてなブログに滅茶苦茶投げ付けてやったわ。
ただ、一度はお化け役もやってみたかったなぁ。
でも、百均クオのお面に、黒の布切れ被るだけとかだったらヤだな〜。
結局、自分の自尊心が高杉なだけなのでは??